お肉の話

こんばんは。

SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)クラフトマンの田島隆治です。

新作ができました★

ずっと温めてたアイデアがあって、ようやく形になったものが8作品あるのですが、
その8作品を同時にリリースしたいと思っています。

ただ撮影やオンラインストアの準備に、もう少し時間が掛かりそうなので、
その間、いつか時間が取れた時にじっくりお伝えしたいと思っていた、
SWLで使用している牛革「Sベンズレザー」について綴りたいと思います。

新作の発表は来週末を予定しています。

牛革は、食肉加工の過程で生まれた副産物。
つまり牛革って、「お肉ありき」なんですよね。

というわけで、今日2/9はちょうど肉の日でもありますから、
まずはお肉の話から始めたいと思います。

旧石器時代から縄文時代、日本全国で狩猟によって肉が食べられていました。

しかし飛鳥時代になり、天武天皇が仏教を厚く信仰してたからとか、
神道の考えもあったらしいとか、諸説あるようですが、
「肉食禁止令」というものを出したらしく、

まぁ、それでも食うヤツは食ってたでしょうけど、
一応、明治天皇が肉食解禁の令を出すまで、
肉食ったらアカン!っていう風習が、なんと1200年以上も続いたそうです。

今の時代、私をはじめ肉好きにはきっと耐えられない禁止令だと思いますが、笑
肉食解禁後も庶民たちは慣れてないからすぐには食べれず、
牛鍋やすき焼きが考案され、少しずつ食べれるようになっていったそうです。

同じく明治時代から、武器をつくるための工業用ベルトや軍靴など、
戦争のために牛革が本格的に使われるようになり、
それからいろんなことがあって、

現在、様々なお肉や様々な革製品が巷にあふれかえる世の中になったワケですが、、

4、5年前、あるスーパーで店員に怒鳴り散らしてるご婦人を見かけましてね。
鳥肉の皮に毛がついてた!これを見て子供が鳥肉を食べれなくなった!って怒ってるんですよ。
その時、世も末だな、、、と思いましてね。笑

屠殺の現場を見て、その肉が食えないなら、肉を食うべからず。
子を育てる親なら、そのくらい言わなアカンやろと。

そういう人は、自分が使っている革製品が、牛から引っ剥がした皮でできてるってことを
認識してないんじゃないかって思ったんですよ。

なぜこんな話からスタートしたのかと言いますと、、

このブログをご覧いただいてる皆さんに、

革というものは、人工的につくられた素材ではない、
命をいただいた尊いものだということを、

この機会に再認識していただければありがたいなと、

革に対する想いを共有できれば嬉しいなと思い、

このような話をさせていただきました。

明日は、Sベンズレザーという牛革をつくるのに欠かせない、
「タンニンなめし」についてお話ししたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。