生き抜く力

こんばんは。

SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。

新型コロナに気候変動、私たちが生きる地球に危機は迫っていると感じます。

私は、これまで通りに大量生産・大量消費・拡大成長ありきの資本主義経済に頼った生活を続けてたら、地球がもたへんのちゃうやろか、という考えを漠然と持ってきましたが、

新型コロナは、そんな考えを深め、自分のライフスタイルを少しずつ見直す機会となりました。

どんな時代でも「生き抜く力」がある人間は強いと思うんです。

そして、人間自身に力があれば、何かに依存したり頼る割合を少し減らすことができると思います。

感じ、考え、経験し、学び、スキルや知恵を身につける

それをますます大切にしていきたいと思い、意識的に取り組むようになりました。

自分たちがやりたい、できる範囲で、少しずつ、一歩ずつ、楽しみながら。

例えば、畑もその一環です。

小さなスペースですが畑を借りて、野菜を育てて一年になります。

循環をつくるという目標もありますが、まだまだそれには遠く、

今は四苦八苦しながらも、実りに喜び、収穫して食べることを純粋に楽しんでいます。

炭を使わず、落ちている枝や葉を使った焚き火で、食事を作って食べる、

そんなことも、月に一度くらい、自転車で行ける近所でやっています。

もちろんこれはレジャーでもあるのですが、焚き火でどれくらいの料理ができるか、

毎回ミッション的に挑戦しています。

焚き火で美味しいご飯を炊く、これはまだまだ修行が足りません。

身近にも焚き火愛好家の方は多く、そんな中のお一人H様から、

山で使うナイフを新調したから、レザーケースを作ってほしいというご依頼をいただきました。

職人さんが作られた重厚なナイフをお預かりし、それに合わせたケースを製作しました。

「山でワイルドに使い、汚しながら育てていきたい」

というH様のイメージが最も反映できるよう、染色なしのヌメ革で製作しました。

山の中では何よりタフであることが重要ですが、

Sベンズレザーの品質の高さ、手縫いの丈夫さで、そこはバッチリです。

ナイフにぴったりと合わせた形状をつくるのには何度も試作が必要でしたが、

重厚なナイフに相応しい美しいケースに仕上がったと感じました。

生まれたばかりの革のケースは、ここから生き始めます。

H様と山時間を共にして、どんな風に育っていくのか、

またいつか見せていただくのが楽しみです。

SWLのある一乗寺からも少し足を伸ばせばすぐ山です。

便利な生活をしながらも、山の恵みを味わえるのはありがたいことです。

これからは台風豪雨に警戒が必要ですが、

私の周りにも豊かに存在してくれている自然、その恵みを利活用し、

これからも、楽しみながら生き抜く力をどんどん付けていきたいと思っています。

オススメの方法や体験などあれば、ぜひ教えてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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about SWL’s CRAFTSMANSHIP

「まだ誰もつくったことのない、いつまでも色褪せない魅力を持つものをつくりたい」 29才で脱サラし、30代、40代、そんな想いを胸に、ものづくりに心血を注ぎ続けてきたクラフトマン田島隆治が生み出す、SWL leather worksについて

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