こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
一昨日・昨日とご紹介した、底に唐草カービングをほどこした
K様オーダー・ショルダーバッグには、かっこいい!と多くの反響いただきました。
そのショルダーバッグも、全て 【手縫い】で仕立てているんです。
手縫いとは、ミシンを使わずに、
革に開けた縫い穴に糸を通して縫合する、アナログな縫い方のことです。
SWLでは、手縫いでしか縫う事のできない【シニュー】という糸を使っています。
シニューとは、動物の腱(けん)を人工的に再現した、とても強靭な糸です。
こちらがショルダーバッグを仕立てているところです。

シニュー糸の両端にそれぞれ針をつけて、
縫い穴の両側から1本ずつ針を通します。
そうすると糸が8の字に交差するんですね。
こんな風に↓

通した糸をピーンと引っ張って締め、また次の穴の両側から糸を通す。
ひたすらこの動作を繰り返します。

SWLが手縫いによる仕立てにこだわるのは、
長く愛用してもらいたいという理由と(とにかく丈夫&縫い直しができる)
縫い目が放つ、独特の力強い雰囲気が魅力と感じているからです。
縫った後に、こうして表裏を返すので、
上の写真で縫っていた部分は表に縫い目が出ないんですけどね。

折り曲げたフタの部分だけ、あえて見せている縫い目は、
シルバーコンチョと相まって、このバッグのいいアクセントになっています。

このショルダーバッグ、販売開始から約二年半なんですが、
これまで多くの方にご愛用いただいてきました。
中には、ブラック・ブラウン・チャコールの3色全てをお持ちの方もいらっしゃいます。
春に向けて相棒バッグの新調いかがでしょうか。
気になる方は、ぜひこのバッグについてクラフトマンが詳しく語る
こちらの動画をご覧ください。前編・後編に分けてたっぷり紹介しています。
☟【クラフトマン、ショルダーバッグをたっぷり語る・前編】7分
☟【クラフトマン、ショルダーバッグをたっぷり語る・後編】4分53秒
ご質問やご相談があれば、些細なことでもお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。