こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
今日はオーダー品のご紹介です。
F様からオーダーいただいた、スマートホンのためのモバイルケースです。

これまでF様のご依頼品をオーダーメイドでつくらせていただいてきましたが、この赤染めのアイテムは、ウォッチトレイ、ブレスレット、ブローチに続くものです。
また一つ、F様のレッドコレクションが増えました。
ウォッチトレイとお揃いの桜のカービング、フタにはネームを彫らせていただきました。

このモバイルケース、背面にDカン金具が付いており、2つの長さのストラップをつくらせていただきました。

長い方は、肩から斜めがけできる長さに。

短い方は、バッグの持ち手に通して下げれる長さになっています。

私の紹介はここまでにして、後はF様がご報告と写真を送ってくださったので、そちらから抜粋してご紹介させていただきます。
待ち兼ねたモバイルケースは、思っていた以上の堅牢さと美しさを兼ね備えた逸品でした。
携帯を出しては入れ、入れては出し、肩から下げて家中を歩き回り、鏡に下げた姿を映して悦に入り、、、とうとうその夜は抱いて眠りました。
もちろん携帯を入れて。
お願いしたきっかけは、一昨年の骨折でした。
左スリッパのかかとを右スリッパの先端で踏んで転倒!。右腕が付け根から外れ、受け皿の肩の骨を骨折!。偶々、携帯を携行していず「シマッタ!」です。気の遠くなりそうな激痛の中、家電まで這ってゆくこともままならず救急車を呼ぶのに手間取りました。
更に、男性の衣服に比べ女性のそれはポケットが少ない❗️。
家ではなるべくエプロンをかけそのポケットに携帯を入れてはいたのですが、常にそうは行かず、あちこちに置き忘れる、、、そんなこともあって「そうだ!ケースを!」と思ったら次第です。
ポシェットとして使用する為の長いストラップとバッグに取り付けるストラップの二種をお願いしたのは、大正解でした。

本日、外出時に、普段着の和服で出掛けたのですが、これにポシェット風にケースを下げてみたところ、なかなか愛らしい(と言う年齢ではありませが、笑)
意外なほど違和感なくしっくりきたのは、この品のよい赤と桜の図柄のせいでしょうか⁉️いや、やっぱり「可愛い」と言いたい(笑)
ばらのフェスタを見に行ったのですが、お二人のご婦人に声をかけられました。「それはなんですか?」「ポシェットにしては小さいてすけど、もしかしたら携帯入れですか?」と。お一人は「触らせて下さい」とのことで、手に取って頂き、しげしげとご覧頂きました。
「ステキ‼️」を連発して下さいました。
「せつこさんとおっしゃるのね。とってもお似合いですよ」もう、ワクワクです。
このケースに注がれる皆さんの目線をイシキすると嬉しくて、誇らしくて、用のない売り場までウソウソと歩き回って来ました。
気持ちは「さぁみなさん❗️見て下さい❗️」です。ご機嫌な一日でした。

バッグチャームのように、モバイルケースをバッグに取り付けた場合です。
これは、想像をはるかに超えた便利さです。
感動そのものです❣️❣️❣️家の中で行方不明になるのもさることながら、携帯はバッグの中でも行方をくらまします。
バッグの底の方に潜り込まれたりすると相当焦ります。どこかに置き忘れてきたか!とギョッとして、メチャクチャ中を引っ掻き回して探すことになります。
この悩みから完璧に解放されました‼️ 幸せです‼️感謝です‼️

以前作って頂いた「ウオッチトレイ」の相棒ができました。
姉妹と言うべきでしょうか。モバイルケースと二つ並んだその姿をご覧下さい。
亡母が好んだ「桜」と「蛍袋」の花。
その桜を全く同じ流れの図柄にして頂きました。
写真では分かりづらいかも知れませんが、一足先に私の元に来ていたトレイが、少し、色の深みが増してお姉さん的です。
この、トレイも日々私の机上でその役目を果たしてくれています。
妹はまだ“新入り”らしい若い赤ですね。
これから姉の後を追うように成長して行くでしょう。
私も、愛おしみながら一緒に時を過ごして行きます。

今、こうしてメールしながらも、ケースは実は肩から掛けています。
そして、左手で軽く触れています。
革という素材は、勿論見て楽しめる素材であることは確かです。
しかし、触れた感覚が実にいい‼️。
精神安定剤のような安らかさです。
この感触から来る安心感はなんなのでしょう。
それはやはり命を宿していた素材だからこそなのでしようか。
“今ここで共に居てくれる”を、実感するのです。
この赤い色が、私を元気づけてくれます。勇気も与えてくれます。
大事に愛おしみながら、でも存分に使わせて頂きます。
F様、たっぷりのご感想とお写真、ありがとうございました!
写真に写るモバイルケースは、もうさっそくF様の相棒の顔をしていますね。
これからF様の人生に寄り添っていくものなんだな、そういうものをつくらせていただけたんだなと、改めて光栄に思っています。
こういった「どうしてもこうゆうアイテムが欲しい!」というレザーアイテムの製作を、オーダーメイドで承っています。
ご相談、お問い合わせはこちらからお願いいたします。
もちろん店頭でも気軽にお声がけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。