こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
暦の上では、今日から春ですね。
まだ寒いですが桜の蕾などを見ると、春が近づいてきているのを感じます。
今年は、毎年楽しみにしている、ご近所の吉田神社の節分祭も中止になってしまいました。
節目のお祭りがないと、ちょっと拍子抜けしますが、今は我慢です。
節分には、お昼には一乗寺の名店「やよい寿司」の恵方巻きをいただき、
クラフトマンに鬼のお面をかぶせて、豆まきをしました。
鬼、似合ってます。^^
しっかり鬼を退散させ、店と工房に、福を呼び込んでおきました!
さて、今日は完成させたばかりの2つの定番アイテムを紹介します。
こちらの【スリムウォレットblack】と【コインケースblack】、
どちらも手染めブラックです。
SWLの【Sベンズレザー】を使用したアイテムは、全て、この生成りの状態で仕入れたSベンズレザーを、SWL独自の染色手法により着色しています。
ブラックも、クラフトマンの手による手染めです。
手染めブラウンは、明暗やグラデーションを付けたり表情を持たせる染め方をしていますが、
手染めブラックは、色ムラが出ないよう均一に染め上げます。
均一な色だったら手染めしなくても、黒い革を仕入れて使えばいいのでは?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、クラフトマンは理想の黒革を追求し、ブラックも独自の染色手法を確立してきました。
SWLでは、革本来の持つ質感や表情を殺さないよう、【革の風合い】がちゃんと楽しめるように、ブラックを染めます。
一見他と変わらない黒革に見えるかもしれませんが、見た目の雰囲気や、手に取った時の質感には、独自の魅力を感じていただけると思います。
写真でお伝えするのは難しいですが、、
例えばこちらは、天然皮革の証 “トラ”と呼ばれる筋模様が走っているのが分かるかなと思います。
のっぺりと無表情ではなく、革本来の質感が手に感じられ、表情が見た目に分かるような染色になっています。
上がスリムウォレット、下がコインケースです。
革の風合いや個性を楽しみながら、愛着を持って育てていく、そんな天然皮革ならではの醍醐味を味わっていただければと考えています。
そういった考えのもとに、染色を始めとする、あらゆる製作手法をブラッシュアップしてきました。
ベースにあるのは、SWLが十数年使い続けてきたこの革、【Sベンズレザー】の魅力。
【Sベンズレザー】は、国内最高峰のタンナー[昭南皮革工業所]が、北米産の原皮のみを使用し、ピットなめしという方法でつくる最高品質の牛革です。
この革の詳細については、タンナー見学での写真を交えてお伝えしているこちらのページをぜひご覧いただきたいのですが、、、
この素晴らしい革ありきのSWLのレザーアイテム、このご時世で輸入にも影響が出かねないのではと少し心配していますが、
革というものは、人工的につくられた素材ではない
命をいただいた尊いものだ
ますますその考えやその貴重さを大事にしないとなと思っています。
大切に使っていただけるような、美しくタフな製品づくりに今後も取り組んでいきたいです。
今日ご紹介した手染めブラックの2つのアイテム。
写真の現品を店頭&オンラインストアで販売中です。
詳細・ご注文はこちらのページをご覧ください。
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SWL leather works
HAND-DYED WALLET
& HAND-SEWN BAG
hand-crafted by
Ryuji & Izumi Tashima
Ichijoji,Kyoto
SWLの製品を使う人に、レザーを相棒にする醍醐味を味わっていただけるよう、 そしてその人の人生がより豊かになるよう想いを込めて、夫婦二人で手仕事にこだわり、日々製作に取り組んでいます。
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