こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
「時が経っても色褪せないもの」
を考えた時、
私の頭に思い浮かぶものの一つが

1970年の大阪万博以来、この地に君臨し続ける
太陽の塔
先日、約一年半ぶりに訪れました。
そして、リニューアル後初めて内部に入りました。

この体験を言葉で表現するのは難しいですが、、
子供が見上げているのを見て、大阪万博にタイムスリップしたような感覚になりました。
クラフトマンも目を輝かせながら、見上げていました。

生命の樹を登るように、階段を登って腕のところまで行きます。(写真撮影は樹の下のみ可能)
一番の感動は、腕の内部を見られたことでした。
塔の内部はほとんど水平垂直がないので、三半規管の弱い私はかなり酔ってしまい、、、
「芸術は呪術だ!」という太郎の声が聞こえるようでした。^^;

初めて目にした時から、ずーっと私を圧倒し続ける太陽の塔。
何度訪れても、目の前にすると得体の知れないパワーを感じ、すごく力をもらえます。
太陽の塔は、時が経っても色褪せないどころか、
時が経つにつれて、存在意義が濃くなっていっているように思います。
ドキュメンタリー映画「太陽の塔」の中で、赤坂憲雄さんが言っていた
「、、べらぼうなものを我々は贈与された。」「、、壊せなかったんですよ。」
そんな言葉が印象的でした。
映画「太陽の塔」は、アマゾンプライムビデオで観ることができますので、そちらもぜひ。
「時が経っても色褪せないもの」
そう感じてもらえるレザーアイテムをつくりたい、
常にそれを基準として、ものづくりに取り組んでいるSWLです。
先日ご来店くださったH様に、約2年半ほどご愛用いただいているウォレットとカードケースを見せていただきました。

「最初はキズがつかないように丁寧に使ってたんですけど、キズがついてくると「むしろそれが良いなぁ〜」と感じるようになって、、、」
とおっしゃるH様。
キズが付いた革の表情は、未使用品にはない使った人だけが感じられる、自分が時を重ねた証のようなもの。

前回見せていただいた時よりも、ずいぶんと相棒然とした顔をしていて、
H様と一緒に日々を戦っているのが伝わってくるような、頼もしさを感じました。

革にどうしても付くキズ、それを馴染ませるようにメンテナンスをしてやりながら、またそこにキズが付いて、、
それが重なっていくと、なんとも言えない味わいのある表情になっていきます。
それが革を育てる醍醐味の一つだと思います。
時が経つにつれて、色褪せないどころか益々惹きつけられる。
そういったものを知っていたり、見ることができたり、使うことができたり、
それも人生の幸せの一つなんじゃなかろうかと、私は思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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about SWL’s CRAFTSMANSHIP
「まだ誰もつくったことのない、いつまでも色褪せない魅力を持つものをつくりたい」 29才で脱サラし、30代、40代、そんな想いを胸に、ものづくりに心血を注ぎ続けてきたクラフトマン田島隆治が生み出す、SWL leather worksについて
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