SWLがメインで使用している革は、最高品質の牛革「Sベンズレザー」と、アフリカに生息する野生動物KUDU(クーズー)の革「KUDUレザー」です。

「Sベンズレザー」は、革の風合いを活かす独自の手染めで着色し、ウォレットなどに仕立てます。

「KUDUレザー」は、個性豊かな表情と柔らかな質感を活かし、バッグなどに仕立てます。

Sベンズレザー

「Sベンズレザー」は、国内最高峰のタンナー「昭南皮革工業所」が、北米産の最高品質の原皮(原料となる皮)のみを使用し、ピットなめしという方法でつくる最高級牛革です。

ピットなめしとは、植物から抽出したタンニン剤を入れたピットという槽に、皮を漬け込んでなめす方法で、濃度の薄い槽から高い槽へと2ヶ月以上かけてじっくりと漬け込みます。

大変な手間と時間がかかる上に、広大な敷地と設備を要するため、革の価格が非常に高くなり、国内では数少ない製法となってしまいましたが、皮への負担が少なく、皮の深層部までタンニン成分が浸透するため、他の製法ではつくれない「強靭な革」が生まれます。

さらにピットなめしの後、企業秘密の特殊な手法で、革にたっぷりとオイルを含ませることにより、強靭なだけでなく、しなやかさを兼ね備えた革になり、独特のモッチリ感が生まれます。

そのモッチリ感が長く使いたいと思える「持ち心地の良さ」という魅力になり、使い込むことで使い手に馴染み、味わい深い表情に変化していく点も、大きな魅力です。

そしてピットなめしによる強靭さが、実際に長く使える丈夫さを保証してくれます。

「Sベンズレザー」はとても高価な革ですが、長く使いたいと思える魅力があり、実際に長く使える丈夫さがあるレザーアイテムをつくるために、どうしてもこの革を使いたい。そんな想いでクラフトマンが15年以上使い続けてきた革です。

そんな「Sベンズレザー」は、どんな職人さんが、どのようにつくっているのか、「昭南皮革工業所」を見学させていただいた時の写真を交えながら、たっぷりとお伝えしているページがあります。

「Sベンズレザー」に興味を持っていただいた方は、ぜひご覧ください。

クラフトマンが惚れた革[Sベンズレザー]

KUDUレザー

一般的な牛革というのは、食肉用に飼育された牛の皮でつくられます。

それに対し、KUDUはアフリカに生息する野生の動物。

それゆえに、KUDU革には一般的な牛革とは比べものにならないくらい、たくさんの傷が刻まれています。

そんなワイルドで個性的な表情が、他の動物の革にはない、KUDU革の最大の魅力です。

もちろん野生動物なので、表情の個体差も他の革以上に大きいです。

様々な表情をした、たくさんのKUDU革の中から、クラフトマン田島隆治がピンときたものを選び、どの部分で何をつくるか熟考し、カタチにしていきます。

ちなみにこのKUDU革は、イギリスの老舗タンナー〔チャールズ・F・ステッド社〕が鞣し、染色も行っています。

色の種類はいくつかあり、どれも名門タンナーらしい美しい色に染め上がっているのですが、その中でも特に魅力を感じるものを厳選しています。

Sベンズレザーのアイテムとは一味異なる天然素材の面白さや、一目で一点モノと分かる特別感を味わっていただけると思います。

☛  第1章「厳選した天然皮革」

☛  第2章「革の魅力を活かす」

☛  第3章「生命の神秘を刻む」

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