LONG WALLET

タフネスとハイスペックの両立を目指したロングウォレット

ウォレットにおけるタフネスとは、まずは革が丈夫で、使い込んでも革が破けたり、ヘタレたりしないこと。
そして縫い糸が簡単にほどけることなく、例え糸が切れたとしても、縫い直して使い続けることができること。

ウォレットにおけるハイスペックとは、収納力がありながらも、ぶ厚くなり過ぎないこと。
その上、使い勝手が良く、支払い時にもたつかないこと。

タフネスとハイスペック、その両立を目指して生み出したのが、このロングウォレットだ。

私自身、ずっとロングウォレット派で長年愛用してきたし、
クラフトマンとして生きていく覚悟を決めた時から、理想形を考え続け、様々なロングウォレットを製作してきた。

キャッシュレスの時代になっても、ロングウォレットにこだわり続けるのには、二つ理由がある。

一つは、相変わらずカードは多いし、レシートや領収書などを収納するスペースも十分に欲しいから。

もう一つは、ウォレットを人前に出すのは支払いの時ぐらいだが、
その一瞬、男が手に持っていて最もかっこいいと思うのが、ロングウォレットだから。
若かりし頃に抱いた憧れが未だに消えないのかもしれない。

そんな私のように、ロングウォレット愛をお持ちの方に。

SWL leather works クラフトマン 田島隆治

全てを活かし合うように

素材・製法・デザイン、3つの要素が関連し合ってものづくりが成り立っています。
それぞれの特性や魅力を活かし合うように、3つの要素に向き合い、一つ一つを徹底追求してきました。
どれかが欠けては成り立たない、全てにSWLのこだわりが詰まっています。

クラフトマン田島隆治が惚れ込んだ革

ロングウォレットに使用しているのは、兵庫県・昭南皮革工業所 が手がける[Sベンズレザー]
北米産の最高品質の原皮のみを使用し、ピットなめしという方法でつくる最高級牛革です。

ピットなめしとは、植物から抽出したタンニン剤を入れたピット槽に、皮を漬け込んでなめす方法で、
濃度の薄い槽から高い槽へと2ヶ月以上かけてじっくりとなめします。

大変な時間と手間がかかり、高価な革になるため、数少ない製法となってしまいましたが、
他の製法では生み出すことができない[丈夫でコシの強い革]をつくることができます。
さらにピットなめしの後、秘伝の手法でオイルをたっぷりと含ませることで生まれる[モッチリ感]は、
Sベンズレザーならではの魅力です。

強靭さとしなやかさを兼ね備え、使い込むことで味わい深い表情をみせてくれるこの革は、
田島隆治が、革でものづくりを始めようと最初に訪れた革問屋で出会い、惚れ込み、
それ以来十数年ずっと使い続けている革です。

この革の魅力を活かすことが、SWLのものづくりの根幹にあります。

革の個性を活かす[手染め]

Sベンズレザーの、魅力ある[表情]と[質感]を活かしながら、
他にない独自の雰囲気を持つレザープロダクトを生み出すために、
クラフトマン田島隆治が、長年追求し続けてきたのが[手染め]です。

Sベンズレザーはヌメ革(着色してない状態)で仕入れ、
クラフトマン自らの手で、豊かな色合いに染め上げます。

独自の手法で革の表情を活かすように染め、革の質感を殺さないコーティング仕上げを施すことで、
Sベンズレザーならではの豊かな風合いが生まれます。

革の丈夫さを活かす[手縫い]

Sベンズレザーは、長年の使用に耐える[丈夫さ]を持ち、経年変化も魅力的だからこそ、
長く愛用していただけるように、強靭な糸シニュー を使った[手縫い]で仕立てています。

革に一つずつ縫い穴を開け、糸を通していく[手縫い]は、
ミシン縫いとは比較にならないほどの時間と労力を要しますが、
それでも[手縫い]を貫いてきたのには、3つの理由があります

■ 丈夫さ
SWLでは[シニュー]という手縫いでしか縫うことのできない糸を使っています。
シニューは、動物の腱(sinew)を化学繊維で再現したもので、とにかく強靭で、
長く使えるタフなレザープロダクトをつくるのに最も適しています。

■ 見た目の雰囲気
シニューの縫い目には独特の存在感があり、プリミティブでワイルドな雰囲気が、
プロダクトに無骨で力強い印象を与えてくれます。

■ 縫い直しができる
手縫いは縫い直しができるので、例えば金具類などの消耗品が長年の使用で壊れた場合も、
糸をほどいて金具を交換し、再び縫合することで、また使い続けることができます。
生き物からいただいた素材である革を使い捨てにしたくないという想いから、
何があっても自分たちの手で修理できるつくりにこだわっています。

使いやすく充実した収納空間

一級建築士の資格をもつクラフトマン田島隆治。
素材の特性や、独自の製法をベースにしながら、
自分が使いたいと思える、使い勝手、丈夫さ、見た目の魅力、
それらの実現を目指して、ミリ単位でデザインしていきます。

試作をつくり検討することを何度も繰り返して、型紙を完成させます。
そしてプロトタイプを実際に使ってみて、納得してからリリースします。

今回はクラフトマン田島隆治が、リリースまで数ヶ月使ってきました。

「このウォレットを使ってみて感じたのが、
とにかくカード類の見分け、出し入れがしやすい。
そしてレシートとお札と分けて収納できるから、ウォレット内部を整理しやすい。
だからもたつかず、スムーズに支払いできる。
これだけの収納力がありながら、スッキリしたフォルムにすることができたから、
バックポケットにも入れやすい。」

全てに満足しリリースに至りました。

▼充実の収納空間

▼ジップポケット(小銭入れ):ジッパーはTALON42

▼カード収納:クレジットカード厚6枚ほど収納可能

▼2つの札入れ
▼2つのカード収納3室:各室にクレジットカード厚1枚ほど収納可能

▼使い勝手がよくわかる動画です


LONG WALLET lineup

[現品販売中]:お支払い後3営業日以内に発送
[受注生産品]
:お支払い後に製作(現在の納期:2023年7月)
[製作中]
:完成次第、現品販売品として再販

[現品販売中]
ロングウォレット/ブラック:¥ 62,700

[受注生産品]
ロングウォレット/ブラウン:¥ 69,300

[現品販売中]
カービングロングウォレット/ブラック:¥ 95,700

[受注生産品]
カービングロングウォレット/ブラウン:¥ 104,500

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