こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
今日の京都は、ようやく(おそらく)初雪が降り、寒い一日でした。
久々に目にした雪が舞う風景は、寒いけれどやはり美しいものですね。
前回のブログではK様が愛用してくださっているロングウォレットを紹介させていただきましたが、今日もロングウォレットの経年変化を紹介します。
こちらもK様、長野県にお住いのK様が約4年愛用してくださっているロングウォレットです。
写真で一番手前に写っているものです。

実はこのロングウォレットは二代目なんです。
約9年前につくらせていただいたロングウォレットを紛失されて、二代目として同じ形でご依頼いただいた一品なんです。
「惚れこめるウォレットお願いします!」という言葉と共に。
またそこから約4年が経ちました。
他にも、写真左のコンパクトウォレットや、写真奥の奥様のロングウォレットも合わせてご愛用くださっています。
約2年半前には、このロングウォレットの補修をさせていただきました。
その補修をレポートしたブログは、前のアメーバブログにしかありませんでしたので、せっかくですのでこちらでも改め紹介させてもらいます。
写真が少し小さくなりますがご了承ください。
「先日道路に落としてしまい断面部分が削れてしまったのですが、補修可能でしょうか?」
とのご連絡を受けて、すぐにウォレットをお送りいただき、補修をさせてもらいました。
こちらが補修前。手前の角のコバ(裁断面)が、削れてしまっています。

複数枚の革が重なっている部分ですから、削れて重なりが少し剥がれてしまっていますね。

削れてしまったコバに、ヤスリがけをして表面を整えていきます。

削れてしまった部分だけを削りなおすと微妙な段差ができてしまうので、コバ全周を削り直し、ヤスリがけ・染色・磨きをかけました。

こうして、できる限り当初の状態に近くなるように仕上げていきます。

補修が完了したロングウォレットがこちらです。
削れた部分(右の角)は、ほとんど目立たなく補修することができました。

この時お使いいただいて約1年半ですが、色艶に深みが増していい感じに育ってきていました。

この時点で、貫禄や風格が増しているように感じました。

補修させていただいてから2年ちょっと経ちました。
K様からは
「自分、嫁のウォレット共々絶好調です!」
と嬉しいご報告をいただき、お子さんの可愛らしい手も写り込んだ、たまらないいい写真も届きました。
K様のも奥様のもロングウォレットは、艶々といい顔していますよね。
ご家族でご愛用いただけて、こんな嬉しい光景はないですね。

K様、ありがとうございます!
今日ご紹介したロングウォレットは、こちらの定番ロングウォレットにシルバーコンチョ付きフラップ(留め革)を追加したものです。
そのような、シルバーコンチョ追加やネーム彫りなどを追加する[カスタムオーダー]もお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。