PROFILE

SWL leather works 代表
田島隆治

1972年~ 
九州は長崎県にて生を受ける。
幼少の頃から父親の仕事の関係で九州を転々とする暮らしの中で、旅することの楽しさ、孤独との向き合い方、ものづくりの面白さを学ぶ。 

1991年~1995年(19~23歳) 
ものづくりが好きだった私は、関東の大学の建築学科に進学。 九州を飛び出したことをきっかけに海外への扉も開いてしまい、アルバイトでお金を貯めては世界各地を旅して周ることに夢中になる。 世界を旅する中で数々のカルチャーショックを受けるが、最も衝撃的だったこと、それは、本当に好きなことをやって生きている人は、いくつになってもキラキラと輝いている、世の中にはそんな大人がたくさんいたこと。私は様々な芸術を敬愛しているが、私の人生を豊かにしてくれる芸術を生み出した先人達も皆、好きなことを生業にした人だった。ただ、好きなことを生業にするのは容易くない。でも、好きなことだから何度も自分の限界を超えることができる。それ故に、人に感動や力を与えることができる。自分もそんな人間になりたい。もちろん、世の中には好きなことをやりたくてもできない境遇の人がいることも旅の中で学んだ。しかし幸運にもそれができる境遇であるのならば、一度きりの人生、やらない手はない。そんなことを考えながら大学時代を過ごしてきた。しかし本当にやりたいことは建築なのかはっきりしないまま、ひとまず建設会社に就職することになった。

1995年~2001年(23~29歳) 
二年の実務経験を経て、一級建築士の資格を取得し、自分が設計したプランが形になることに喜びを覚え、仕事にやりがいも感じはじめる。年に一度は海外へ旅することができる収入もあり、充実した日々を過ごしていた。 しかし、ふとした時にもう一人の自分が現れ、本当にやりたかったのはこの仕事なのか?と問いかけてくる。そして、他にもっとやりたいことはなかったか、とことん考える。でも、いくら頭で考えても分からない。やってみたいことは色々あるが、実際にやってみないと、それが本当に人生をかけてやりたいことかどうか分からない、と答える。そんな自問自答を何度も繰り返しながら、二十代最後の年を迎える。辞めるなら今しかない、一度きりの人生、やってみるか、、退社を決意する。 

2001年~2003年(29~31歳) 
空間デザインやインテリアデザインに始まり、絵画や裁縫、粘土・銀・革細工など興味のあることを片っ端からやってみる日々を過ごす。そんな中、あるレザークラフトマンの作品に衝撃を受け、革と本気で向き合う覚悟を決める。 

2003年~2007年(31~35歳) 
独学でレザークラフトの基本を身に付け、独自の表現手法を確立すべく、試行錯誤の日々を過ごす。ようやく完成した自信作をプロに酷評され、建築士に戻った方が良いとダメ出しまでされ、心が折れかかったが、友人から教わった「Solitude Without Loneliness」という言葉に救われ、もうひと踏ん張りやってみることにする。 

2007年~2009年(35~37歳) 
独自の表現手法に磨きを掛けるべく、試行錯誤の日々を過ごす。 

2009年~20015年(37~43 歳) 
「Solitude Without Loneliness」の頭文字を取り、SWL leather worksを設立。
大阪にアトリエを構え、全国各地のイベントに出店しながら作品を販売する。 

2015年~2018年(43 ~46歳) 
京都にアトリエを移し、妻のいづみが本格加入し、二人体制に。関西を皮切りに、関東、九州で個展を開催する。 

2018年(46歳) 
京都の一乗寺にアトリエを併設したショップを構える。

2019年~(47歳~) 
SWL leather works設立十周年を機に、未だ見ぬ日本を知るべく旅を再開。
二十代の頃思い描いていた人間像を追いかけながら、日々ものづくりに取り組む。

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