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※ 写真はできる限り実物の色に近づけるよう努力しておりますが、モニター設定、照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。


SWLのものづくり

我々が命を繋ぐために生き物の命をいただき、その副産物として生まれる「革」。
その革に新たな命を吹き込み、使い手の人生を豊かにしてくれる存在へと昇華させることができれば、いただいた命がより活きるのではないだろうか。そんな想いで日々革と向き合い、創作に取り組んでいます。

そんなSWLのものづくりの根幹にあるのが、田島隆治が惚れ込み、十数年間メインで使い続けている牛革・昭南多脂ベンズ。その魅力を活かす独自の製作技法を、長年追求し続けてきました。

昭南多脂ベンズと独自の製作技法により、堅牢な構造であり、独創性と機能性を両立させたデザインを徹底的に試行錯誤する。そうして完成したデザインを、夫婦二人だけの妥協なき手仕事で形にする。

それがSWLのものづくりです。


昭南多脂ベンズ

昭南多脂ベンズは、兵庫県にある昭南皮革工業所が、ピットなめしという方法でつくっている牛革です。北米産の上質な原皮を、２～３ヶ月じっくり時間をかけて丁寧になめすことで、繊維が密につまった、最高峰の強靭さを持つ革が生まれます。そこにオリジナルのオイルをたっぷりと含ませることで、もっちり、しっとりとした、手触りの良い質感が加わります。この強靭さと手触りの良い質感の両立に日本人らしい感性が感じられる昭南多脂ベンズは、まさに日本の職人魂がこもった革だと思うのです。

この革の魅力を活かすことで、頼もしく、親しみを持てる、人生の相棒に相応しいレザーアイテムをつくれるのではないか。そう考えた田島隆治が、昭南多脂ベンズの魅力を活かすために長年追及し続けてきた独自の製作技法によって、SWLのレザーアイテムはつくられています。




独自の製作技法

長年の使用に耐える強靭さがあり、長く使いたくなる手触りを持ち、経年変化も魅力的な革、昭南多脂ベンズ。この革を形にするために選んだのは、強靭な糸シニューを使った［手縫い］による仕立てです。革に一つずつ縫い穴を開け、糸を通していく［手縫い］は、ミシン縫いとは比較にならないほどの時間と労力を要しますが、それでも［手縫い］を貫いてきたのには、３つの理由があります

■ 丈夫さ
シニューは動物の腱（sinew）を化学繊維で再現したもので、手縫いでしか縫うことのできない糸です。とにかく強靭で、タフなレザーアイテムをつくるのに最も適しています。

■ 雰囲気
シニューの縫い目には独特の存在感があり、プリミティブでワイルドな雰囲気が、レザーアイテムに力強い印象を与えてくれます。

■ 縫い直しができる
長年の使用で金具類が破損した場合でも、糸をほどいて金具を交換し、再び縫合して使い続けることができます。



天然皮革というものは、表情に個体差があります。それを活かすために、昭南多脂ベンズはヌメ革（着色してない状態）で仕入れ、クラフトマン自らの手で染め上げます。

独自の手法で革の表情を活かすように染め、革の質感を殺さないコーティング仕上げを施すことで、昭南多脂ベンズならではの豊かな風合いが生まれます。




【ご購入前に必ずお読みください】

SWL leather worksでは、革本来の風合いを活かすため、できるだけナチュラルな状態の革を使用し、手染めで着色しています。自然素材であるため、革本来のシミ、シワ、色むら、ツメ傷、スリ傷などがあり、表情や質感に個体差があります。天然皮革ならではの魅力としてお楽しみください。（使用上問題のある箇所は除いています。）また、手染めした革は、色落ち・色移りがあります。明るい色の服は、色移りが目立つ場合がありますので、十分にご注意ください。

ナチュラルな状態で使うからこそ感じることのできる天然皮革ならではの魅力を私たちは大切にしていますが、表面の綺麗さや、均一性をお求めの方にはお勧めできませんので、ご理解の上ご購入ください。

お申し込みの際は、作品コード茶【フォンバッグBR】黒【フォンバッグBL】をご入力ください。

ご注文は【先着順】とさせていただき、先にオーダーフォームからのメールが届いた方を優先いたします。

※ 簡易包装でお届けします。