COMPACT WALLET(FL)／black／so01

※ 写真はできる限り実物の色に近づけるよう努力しておりますが、モニター設定、照明等により実際の作品と色味が異なる場合がございます。


作品詳細

キャッシュレス時代の到来で、財布にコンパクトさが求められる傾向にある。

どれだけ薄いか小さいか、財布のコンパクト競争も白熱しているようだ。
それらを見ていると、薄さ小ささを競ったが故に、使い勝手の良さや、長持ちするための丈夫さが、損なわれているように感じる。
そして何より、革製品としての存在感まで薄くなってはいないだろうか。

SWLのコンパクトウォレットは、世界最薄・最小を狙ったものではない。
長く愛用したいと思える使い勝手のよさ、長く愛用できる丈夫さ、革製品ならではの存在感を大切にしながら、できる限りコンパクトになるよう試行錯誤を重ねた。

つくりたかったのは、コンパクトでも所有感を満たしてくれるウォレット。



▼お札・小銭・カードの収納室が並び、一方向から全てにアクセスできる明快なつくり（size：約 11cm × 9cm）


▼札入れ


▼小銭入れ


▼カード入れ



この作品の素材と製作技法について

- 昭南多脂ベンズ［shonan bends leather (fullgrain vachetta)］
田島隆治が作品づくりに使い続けてきた昭南多脂ベンズは、兵庫県にある昭南皮革工業所が、ピットなめしという大変な手間と技術を要する方法でつくっている牛革です。北米産の上質な原皮を、2~3ヶ月じっくり時間をかけて丁寧になめすことで、繊維が密につまった、最上の強靭さを持つ革が生まれます。そこにオリジナルのオイルをたっぷりと含ませることで、もっちり、しっとりとした、手触りの良い質感が加わります。強靭さと手触りの良さが両立したこの革の魅力を活かすために、長年かけて独自の製作技法を探求してきました。



- 手染め［hand-dyeing］
昭南多脂ベンズの魅力ある表情を活かすように、独自の手法で手染めしています。染色後に革の質感を殺さない特殊なコーティングを施すことで、昭南多脂ベンズならではの豊かな風合いを生み出しています。

- 手縫い［hand-sewing］
長年の使用に耐える強靭さがあり、長く使いたくなる手触りを持ち、経年変化も魅力的な革、昭南多脂ベンズ。この革を形にするために選んだのは、最も丈夫な糸であるシニューを使った［手縫い］による仕立てです。タフなだけでなく、見た目に存在感があるシニューの縫い目は、レザーアイテムに力強い印象を与えてくれます。また長年の使用で金具類が破損した場合でも、糸をほどいて金具を交換し、再び縫合して使い続けることができます。



- シルバーオブジェ［original silver object / sv925］
太古からあったような、はたまた未来からきたような、普遍的な力強さと美をもつ造形物をシルバーで表現するべく、シルバーを溶かして塊をつくり、その塊を削りながら、ひたすら手で形を探っていく。そんな田島隆治のクリエーションから生まれるのが、シルバーオブジェです。




【ご購入前に必ずお読みください】

atelier SWLでは、革本来の風合いを活かすため、できるだけナチュラルな状態の革を使用し、手染めで着色しています。自然素材であるため、革本来のシミ、シワ、色むら、ツメ傷、スリ傷などがあり、表情や質感に個体差があります。天然皮革ならではの魅力としてお楽しみください。（使用上問題のある箇所は除いています。）また、手染めした革は、色落ち・色移りがあります。明るい色の服は、色移りが目立つ場合がありますので、十分にご注意ください。

ナチュラルな状態で使うからこそ感じることのできる天然皮革ならではの魅力を私たちは大切にしていますが、表面の綺麗さや、均一性をお求めの方にはお勧めできませんので、ご理解の上ご購入ください。

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