こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
最近、これまで食べていなかった朝食をしっかり食べて、昼は軽めにおにぎりを持参するのを試したり、、、コロナ以降生活スタイルを少しずつ変えては、自分たちにあったスタイルを模索している私たちです。
その中で始めた畑もすっかり生活の一部になってきています。
さて、今日は好評いただいている新作ハイブリッドウォレットに新たに加わった新色の紹介と、その製作過程などを書いてみたいと思います。
KUDU革の長所であり短所でもある柔らかさを、Sベンズレザーの剛性で補った、発明と自負しているハイブリッドなつくりで誕生した
ハイブリッドウォレット
新しい触感と、個性的でありながら洗練された見た目で、店頭でも熊本の展示会でも、とにかく好評いただいいているこの財布。
最初に製作したのは、GAUCHO(ベージュ)一色だったのですが、それが売り切れとなったタイミングで、AUTUMN(ブラウン)とCABIN(チャコールグレー)を加えた、3色を揃えることにしました。
KUDU革の端(エッジ)をそのままフタの端に使うため、それに適したところをパーツどりするところから始めます。
革の端ならどこでもいい訳ではなく、このウォレットにあったカーブ具合や表情、革の質、を見極めてここぞというところを厳選します。
今回とったパーツがこちら。
けっこうそれぞれに表情や形状が違っていますね。
これらが、それぞれどんなハイブリッドウォレットに仕上がるのだろうと、私自身もワクワクしながら作業していました。
それぞれに財布の核となる、Sベンズレザーのコアを製作します。
GAUCHOとAUTUMN用のコアは、濃いブラウンに染めたSベンズレザー、ブラウンの布地のジッパーを使って製作しています。
一番左のCABINのコアは、ブラックに染めたSベンズレザー、ブラックの布地のジッパーを使い、黒のシニュー糸で仕立てています。
このハイブリッドウォレットの製作の中で、一番時間がかかるのが、下の写真の小銭入れ側面のコバ(断面)をツルッと仕上げる過程。
3枚の革の断面が重なっているところを、フラットになるようヤスリがけを繰り返し、染色、フノリによる磨きを重ねて、見た目と手触りの良いコバに仕上げます。
この厚みのあるコバが、KUDUと合わせた時にも、財布全体を引き締めてくれるので、手を抜かず、時間をかけて、とことん磨きます。
そうして完成したSベンズレザーのコアを、
KUDU革で巻くように合体させて、ハイブリッドウォレットが完成します。
こちらが完成した、AUTUMN(ブラウン)のハイブリッドウォレット。
こちらがCABIN(チャコールグレー)のハイブリッドウォレット。
縫い糸も、シルバーコンチョに巻きつける鹿革も、ブラックで仕立てて、一味違うアーバンな雰囲気です。
こちらがGAUCHO(ベージュ)のハイブリッドウォレット。
それぞれに個性がある色なので、自分はこれだな!という色があるのではないでしょうか。
悩まれる方もいらっしゃいますが、そんな時はよく着る服の色や、よく使うバッグの色、などに似合うものを選ばれてはいかがかなと思います。
ハイブリッドウォレットについて、誕生までのストーリーやそのつくりについて、商品ページに詳しく書いていますので、気になる方はじっくりご覧いただけたらと思います。
商品詳細ページはこちらです ▼ ▼ ▼
SWLのレザーアイテムを手にした人に、レザーを相棒にする醍醐味を味わっていただけるよう、 そしてその人の人生がより豊かになるよう想いを込めて、夫婦二人で手仕事にこだわり、日々製作に取り組んでいます。
こちらも読んでいただけたら嬉しいです。