こんばんは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
先日のよく晴れた定休日、SWLファームでは芋掘りを敢行しました!
6月に一株だけ植えた、直径9㎝のポットに入っていた小さなサツマイモの苗。
この4ヶ月で、どんどんツルが伸びて葉がモリモリに育っていました。
でも土の中の様子は分からないから、芋がなっているかも未知数。
まずは葉をカットして恐る恐る掘り起こしみると、、
出てくる出てくる!
太った芋から、細長ーい芋まで、約10個を収穫することができました!
こちら、左が植えたての頃、右二枚が収穫した時の写真です。
いやはや畑には驚かされることばかり。
この4ヶ月土の中ではどんなことが起こっていたんだろう、、植物の生命力を感じます。
ちょっと寝かせてから、焚き火で焼き芋を楽しみたいと思っています。
秋らしい話題が出たところで、、
バッグをメインに製作しているKUDU革、SWLでセレクトしている色は現在、こちらの3色です。
GAUCHO(ベージュ)/CABIN(チャコールグレー)/AUTUMN(ブラウン)
最も新しく加入したこちらのブラウンの名前が、
AUTUMN[オータム]=秋 なんですね。
SWLで使用しているKUDU革は、アフリカに広く生息するウシ科の動物・KUDUの皮を使い、イギリスのリーズにある、1904年創業の老舗タンナー[チャールズ・F・ステッド社]が製造している革です。
私もちょっと忘れかけていたんですが、[チャールズ・F・ステッド社]が名付けたこのAUTUMNの正式名称は、
AUTUMN SPICE(オータムスパイス)だったんですよね。
長すぎるので勝手に略して、SWLではすっかりAUTUMNとして定着しています。
名前の由来は知りませんが、、確かに秋らしい深みと温かみのあるいいブラウンなんです。
上で広げているのがKUDU一頭分の革です。
真ん中を縦に走っている筋模様が、背骨になります。
けっこう大きさに個体差がありますが、ざっくりタタミ一畳くらいのイメージです。
写真を見ていただくと、革の端はナミナミと曲線を描いているのが分かると思います。
このユニークな曲線はとても魅力的で、
「この革の端の魅力を製品に生かしたい!」
とつくり手を刺激してやみません。
でも同じ革の端でも、革の厚みや強度が違ったり、避けなければならないような穴やキズがあったり、、、
どのアイテムのどのパーツに適しているかを見極めながら、厚みや大きさを考慮する必要があり、パーツ採りにはかなり頭を使います。
この辺りはクラフトマンの仕事で、いつも型紙と革と製作予定と睨めっこしながら、かなり集中して脳みそをフル回転させています。
そのようにしてKUDU革の端は、様々なアイテムにそのまま生かしています。
存在感抜群のKUDUノマドバッグにも、
話題のハイブリッドウォレットにも、
KUDUキーケースなどの小物にも。
そしてこの革の端をそのまま生かした最新作がこちら。
KUDU pouch[クーズー ポーチ]です。
山の稜線のような有機的なカーブが生きるような、横長フォルムのポーチです。
見る者のイマジネーションを刺激するような、なんともユニークなライン。
人工的な直線でもキレイなカーブでもないラインが、量産品にはない存在感と個性を感じさせます。
明らかに天然皮革の一点モノと分かるものを持つ特別感も、楽しんでいただけると思います。
これは人に見せたくなってしまいそうなポーチですよ。
バッグの中に入れて持ち歩いてもいいですし、クラッチバッグのように小脇に抱えるのもいいかもしれません。
人前で出すような仕事道具を入れるのもオススメですね。
使い方はあなた次第。
KUDU革の裏面はキメの細かいなめらかなスエードになっているので、ポーチの中に入れた物を傷つけず、手を入れた時の肌さわりの良さも格別です。
こちらのポーチは、定番アイテムではなく、革の端に触発されてクラフトマンが製作した限定アイテムになります。
気になる方は、早めにチェックしてもらえればと思います。
詳細はこちらのページでご覧いただけます。
寒くなってきましたので風邪をひかないように温かくしてくださね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログは、来週の水曜日にお届け予定です。
SWLのレザーアイテムを手にした人に、レザーを相棒にする醍醐味を味わっていただけるよう、 そしてその人の人生がより豊かになるよう想いを込めて、夫婦二人で手仕事にこだわり、日々製作に取り組んでいます。
こちらも読んでいただけたら嬉しいです。