こんにちは。
SWL leather works(エスダブルエル レザーワークス)店長の田島いづみです。
今日のブログでは、最近見せていただいた2つのアイテムの経年変化、
そこから感じた革の魅力と、グッときたある言葉を紹介させてもらいたいと思います。
こちらはK様が、約6年間ご愛用くださっているコンパクトウォレットです。
「仕事中もポケットに入れていたり、ゲリラ豪雨で水で濡れてしまったりと、かなり痛んでしまいました。」とメンテナンスをご依頼いただき、
クリーニングやオイルメンテナンスやコバ磨き直しなど、できる限りの作業をさせていただきました。
確かに完成直後のようにキレイではなく、痛んでいるように見えるかもしれませんが、
ハードにお使いいただいているからこその、渋み、凄みのある唯一無二の表情に育っていて、
私たちはすごくカッコイイと感じるし、逞しく育ったなぁと嬉しくなる姿です。
水や汗に濡れて、変形や変色がありますが、それも使い込んだ味わいと感じます。
このように変化していても、革自体にも問題はなくまだまだ使える状態です。
厳選した革というタフな素材だからこそ、この味わいを現役で使うことができる。
革を使う醍醐味の一つだなと、改めて思いました。
もう一つご愛用品を紹介します。
こちらは、D様が半年ほどご愛用くださっている、KUDU革のショルダーバッグです。
通勤でもプライベートでも、毎日使ってくださっているとのこと。
まだ使用期間は長くないものの、使い始めてくださった時と比べて、格段にカッコよくなっていました。
その変化に興奮するクラフトマン(と私)▼
買い物したものでもガンガン入れてる、とおっしゃっていましたが、収納するものに応じて、自然な膨らみが出ていて、まずフォルムがすごくカッコよくなっている。
そして、KUDU革とジョイントの鹿革はツヤを増し、ショルダーのSベンズはしなやかさが増し、シニュー糸が半透明から白く変化していて、縫い目と革の表情の組み合わせがたまらなくカッコよくなっていました。
2つの経年変化を見せていただいて、
「やっぱり革って多少面倒かもしれないけど、面白い!」
と思いました。
ナイロン素材のバッグや財布などは、革に比べると軽かったり便利だったりしますが、
便利さだけを追求したような量産品にはない興奮が革にはある!と、私は思います。
岩手県の伝説的ジャズ喫茶「ベイシー」を取り上げた映画のチラシに、マスターの言葉が載っていました。
「便利を優先して感動を置き忘れてはいないか?」
グッときました。
皆さんはいかがでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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about SWL’s CRAFTSMANSHIP
「まだ誰もつくったことのない、いつまでも色褪せない魅力を持つものをつくりたい」 29才で脱サラし、30代、40代、そんな想いを胸に、ものづくりに心血を注ぎ続けてきたクラフトマン田島隆治が生み出す、SWL leather worksについて
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